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4話前半公開

6月30日に、第四話前半を公開しました。
今回から前半後半に分けてアップしてみました。全28ページ中の13ページなので正確に前半ではないのですが、まあだいたい前半分ぐらいということで。

6月はコミティアがあって、その後仕事(not漫画)がいつもより多く入り、さらにこの時期にしては異例の猛暑…ということで、かなりしんどかったですね…なんとか宣言通り6月中に前半をアップするので精一杯でした。

内容は、こーせん様について会稽にやってきた范さんが、允常様とこーせん様の想像以上の仲の悪さにビビる…というものです。范さんはお父さんが怖いので、こーせん様が允常様に怒鳴られてると自分が責められてるような気がしてしまうんですね。

これはこの人の思考パターンがそういう方向性で形成されてしまっているからで、気が弱いとかそういう問題とはちょっと違う。
范さん自身も、「自分はこんなにびびってるんだから気が小さいんだ」と思い込んでる節があります。こいつ敵には容赦しないくせに。

 

後半は7月14日公開を目指しています。完成したら前半に追加する形でアップしようと思います。

 

webイベント申し込み

9月に開催される「BOX of BLOCKs 3」というwebイベントに申し込みさせていただきました。

https://pictsquare.net/sztaiefx2rnf5z1az6yfxl5fvo5zwcbl

創作イベントですが、歴史創作もOKということで、pictSQUAREの割引コードを持っていたことを思い出し、参加させていただくことに。
他の参加サークルさんを見るとアウェー感しかない気がしますが、まあ、そのぶん何かしらの新しい出会いがあることを期待して…。

こちらは既刊と展示のみの参加になると思います。

新刊合わせのリアルイベントは11月のコミティアに申し込み予定です。

いずれもよろしくお願いいたします。

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4話のネームができた

コミティアの後、少しの間ぼーっとしてから、4話のネームに入りました。

いったん、8割ぐらいはできあがったのですが、どうにも構成が気に入らず、「これだと同じことの繰り返しになっちゃうな~」「なかなか話が進まないかも」と思い、全没にして一から描き直しました。
漫画を構成するうえで、1回言っただけでは伝わらないので何度も繰り返し言わなければならないこともあるのですが、単なる同じことの繰り返しで冗長になるだけという場合もあり、その辺の見極めが大切だったりします。

……と、えらそうに語ってみましたが、自分がそんなにうまく構成ができているかはわかりません。
ただ、没にする前のものよりは、描き直したもののほうが良くなったのではないかと思います……思いたい。

4話は28ページの予定です。前半部分を6月中に公開できればと思います。
どうぞよろしくお願いします。

 

コミティア新刊の電子版について

先日のコミティアで発行した「霸王の輔 呉越春秋異聞 一」の電子版ですが、今回初めて「ナンバーナイン」さんに電子書籍化をお願いしています。同人誌でも、電子書籍として各書店で公開できるそうです。
Discordで他の作家さんが利用されていると伺い、今回私もはじめて利用させていただくことにしました。

ただ、慣れないせいか、申請時にミスがあり差し替えを求められたり、先日やっと審査が終わったところです。
これから電子書籍用のデータを作成いただき、完成までに1ヶ月ぐらいかかるというご連絡をいただきました。審査自体は通ったようなので、いずれ公開されるのではないかと思います。

電子版をご希望の方は、もう少しお待ちいただけますと幸いです。

紙の本はBOOTHにて取扱中です。
https://shirakawayou.booth.pm/items/6997031

 

フォームお返事

第一巻の付属物にこっそり忍ばせていた専用フォーム経由で、呉の一般最下層モブ兵卒様からメッセージをいただきました!ありがとうございます。

まずフォームの存在に気づいていただいてありがとうございます(笑)
こういうの、あんまり気づいてくれる人いないよな~と思いつつ、気づいてくれた誰かがくすっと笑ってくれればいいなと思っていたので嬉しいです!
作品も、本当に深く、丁寧に読み込んでいただけて嬉しいです。自分の伝えたかったものが、誰かの心に届いたのかな、だったらよかったな、描いてよかった…と思えました。
読者の方と「一緒に走っている気持ちになった」と言っていただけて、本当に幸せな作品だと思います。
今後も范蠡さんといっしょに、呉越の行く末を見届けてくださると嬉しいです。
5話からは呉の人たちも本格的に登場する予定ですので、引きつづきよろしくお願いします。

 

考察

原文「今不用天之道順地之理」

当サイトの訳は「不」は「用天之道」のみにかかり、「天」と「地」を対比していると解釈し、「いま、天の道を用いず、地の理に順って」と訳しています。

佐藤訳【01】では「不」は「用天之道順地之理」にかかると解釈し「天の道を用いず、地の利に順わず」とされています。
文法的にはどちらもありえます。

 

【01】東洋文庫873『呉越春秋 呉越興亡の歴史物語』佐藤武敏訳注 平凡社2016

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通販を開始しました

先日のコミティア新刊の通販をBOOTHにて開始しました。
https://shirakawayou.booth.pm/items/6997031
ご注文はある程度まとめてから発送しております。
6月6日までにご注文いただいた方にはすでに発送済みです。
その後にお申し込みいただいた方も、近日中に発送予定ですので、もうしばらくお待ちいただけると幸いです。

BOOTHでの取り扱いは紙の冊子のみです。
電子版は準備中ですのでもうしばらくお待ちください。電子版のほうが少しだけ価格が低くなります。

同封のペーパーとカードに匿名(?)感想フォームのQRコードがありますので、何かありましたらお送りいただけると大変嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。

 

4話以降について

4話は、越に行った范さんが、(いつものように)あれこれ迷ったあげく越に仕えるようになるという話、5話からは舞台を移して呉の面子を出したいなあと思っています。
まだ闔閭様(もみあげ)が現役でいらっしゃるので伍子胥おじさん(天パ)と暑苦しい画面を描くことになると思います。楽しみすぎる。

 

公開の仕方なのですが、ちょっと迷っているところです。
もともと第二話以降は、前半後半に区切ってこまめに更新しようと考えていたのですが、やっぱり中途半端なところでぶつ切りするよりはまとめて更新したほうがいいかなと思い、2話は全部できてから公開しました。

しかし、それだと間が空きすぎてしまうという思いもあり…。4話は試しに前半後半で分けてアップしてみるつもりです。しばらくあれこれやってみて、よさそうな更新の仕方を見つけていければと思っています。

 

6月はちょっとスケジュールが詰まっているのですが、4話前半は6月中にアップしたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

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昨日はコミティア152に参加してきました。

5年ぶりくらい?のコミティア、どうなることかと思いましたが、新刊も何冊かお迎えいただき、フォロワーさんや知り合いのサークルの方にご挨拶もできて楽しかったです。ありがとうございました!
あと、念願だったオムそばも食べれた!

 

印刷所などの話

新刊ははじめて丸正インキさんにお願いました。
https://www.marusho-ink.co.jp/

多分、オフセットで少部数ならここが一番リーズナブル…きっと…
一度使ってみたかったのですがなにせ〆切が早くて使えなかった憧れの(?)印刷所様にようやくお願いすることができました。web再録中心だとこういうことができるんですね。

印刷はきれいでした。
投稿サイズで作成した原稿をA5に縮小したのですが細かい線まできっちり出ていました。線ががさがさしてるのは白川のタッチがもともとこういう線だからなので印刷のせいではないです。むしろガサガサ線を再現して下さりありがとうございます。

表紙はアートポスト+マットPP、本文はb7バルギーという用紙です。

b7バルギーも初めて使ったのですが、普通に白いコミック用紙という感じですね。ただ、他社で使われているコミック紙より若干薄いようなので、84ページの本にはちょっと見えない…68ページぐらいの本に見えます(感覚)。
厚みを盛りたい本には向かないと思います。逆に、ある程度ページ数があるけど場所を取りたくないというときにはいいかも。

私は特に裏写りとかは気にならなかったし、やわらかくてめくりやすい感じでページ数の多い本にもいいのではないか?と思いました。

 

ポスターは、ポスターマーケットさんにお願いしました。
https://www.poster-market.net/product/Comiket.html

こちらもかなりリーズナブル。本体の印刷費より送料の方が高い。それでも他のところよりお安かった。なんか2枚刷るともっと安くなる裏技があるらしい。
仕上がりも一度だけ使うポスターとしては十分よかったです。標準用紙の「厚手マットコート紙」を使ったのですが、適度に厚みがあって、巻いた状態で納品されますが、裏返して何度かくるくるすれば反り返りも気にならず吊しやすかったです。

 

当日のレイアウト


①B2横向きポスター。布ポスターと迷ったけど紙でよかった。むしろ紙のほうが良かった。
スペ番をでっかく入れたのでものすごく公共の役に立っていた実感がある。(番号を見ていく人が多かった)
スタンドは定番のPO.SU.TA.(旧モデル/重い)。
https://www.marudai.shop/shopbrand/ct5/

②POPスタンド。お品書きを自宅プリンタでポスター印刷。A4を貼り合わせてA3サイズに。

③紙のカードスタンド&値札スタンド
かさばらないしオリジナルのデザインで作れるのでよかった。けど人が通ると風圧で倒れるのでテープで止めたほうがよいです。

値札
https://personal.canon.jp/product/printer/pixus/branding/room/doujin/sampleitem01

カードスタンド
https://www.farbeco.jp/blog/archives/34028

④敷き布
かなり前に「江戸時代の泥棒みたい!かわいい!」と独自の美意識で購入した風呂敷。風呂敷は「二四巾」というのが90cm角なので大抵のイベントに合います。でも今回のレイアウトには全く合ってなかった。次はもうちょっと考える。

⑤ブックスタンド。
栄光さんの関連会社moku×mokuでつくっている木製スタンド。分解するとA4サイズファイルケースに入る。かなり気に入ってますが、実際会場に入ってみると他のサークルさんのスタンドがどういうものかほとんど気にしていないことに気づいた。本が増えないうちはこれを使います。
https://moku-moku.shop/?pid=175765456

⑥前にたらした紙類。
左からおまけカードの絵柄、漫画の一部、表1。いすれもA4を2枚貼り合わせ。
キャッチコピー(?)は自分で考えたんだけど、正気に戻ったら死にたくなりそうなので正気には戻らないことにしました。

 

見本誌


これまで見本誌は、適当に「見本」という付箋をつけるだけだったのですが、なぜか見本誌でない売り物のほうを立ち読みする方が多かったのです。
今回は大きめの見本カードを貼り付けてみて、これが効果があったのかどうかわかりませんが、立ち読みの方は皆さん見本のほうを読んで下さいましたね。
絵が隠れてもわかりやすいほうがいいのかもしれません。

 

第三話について

本編漫画ページで第三話のサンプルを公開しました。

同人誌のみに収録した第三話は、范さんの少年時代の思い出です。
番外編的な位置づけなので、本編の進行には直接関係はないですが、范さんのバックグラウンドをより深く理解していたける掌編となっております。

とはいっても、おそらく理解していただける方と、そうでない方に分かれるのではないか。

親子仲が上手くいってる方には「こんな親いないやろ…」と思われて終わりかもしれないし、親というのは感謝の対象でしかなく、范さんの心情がまったくわからないという方もいらっしゃると思います。

ただ、この作品における范さんはこういう育ち方をしてこういう人格が形成されてている。もしかしてそれに共感してくれる人もいるかもしれない。そういう思いで描きました。

そして、このシーン…

こーせん様は范さんを救ってくれる神!のように見えるかもしれませんが…

そんなことはないです。

騙されるな。

こーせん様、国のことしか考えてないですからね。国のためなら臣下など駒のように使う奴です。かわいい顔して。
この先、こーせん様と范さんの関係もすこしずつ軋轢が生じてきますがそれはもっと先の話。

重いですねえ。

なんとか最終的には後味が悪くないような形でまとめられたらと思っています。

3話の冒頭サンプルはこちらからどうぞ。

 

通販について

都合により会場から自宅へ送った荷物を受け取れるのが6月4日です。BOOTHの商品登録の準備はあらかた終わっているので、荷物が到着し汚損がないことを確認してから通販の受付を開始しようと思います。
電子版は検討中です。

詳細が決まり次第告知しますのでもうしばらくお待ちください。

 

今後の活動

コミティアが終わりましたので第四話の制作に入ります。またweb上で公開します。
新刊合わせでのイベント参加は、11月のコミティア154で、それまでに描いた分+かきおろしをまとめて2巻として出したいと思っています。

もしかしたら、突発的にどこかのイベントに新刊なしで参加することもあるかもしれません。

どうぞよろしくお願いします。