歴史創作のスタンスについて
歴史創作漫画を描くにあたって、どの程度史実を反映させるかについては、いろいろな考え方があると思います。私は、「歴史創作」とは歴史上の人物や事象を題材として新たな物語を創造することであり、歴史への敬意を払いつつも、必ずしも史実通りに描く必要はないと考えています。
(あくまで白川個人の考えであり、他の作家様においてはこの限りではありません)
上記の考えに基づき、本作品は、歴史上の人物や事象を忠実に再現することを目指すものではありません。ただ、演出上必要な範囲での時代考証は行ってまいりますので、現代では受け入れられにくい価値観がみられることもあります。それらは物語の舞台になった時代を表現するための描写であり、現代社会において同様の価値観を助長する意図ではありません。
以上を踏まえ、歴史を題材としたフィクションとして作品を楽しんでいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。