「第二話」
范蠡が出会った少年は越の太子句踐であった。
句踐と共に越の都・会稽に向かう范蠡。父王允常(いんじょう)の政策を平然と批判する句踐に、范蠡は「なぜ王であり父である存在に背いてまで自分の意思を押し通せるのか」と尋ねた。それに対する句踐の回答は…
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「第一話」
紀元前494年 越王句踐(こうせん)は呉王夫差(ふさ)の猛攻を受け会稽山に逃れた。動揺を隠せない句踐に臣下の范蠡(はんれい)は「負けることはない」と告げる。
その二年前、故郷の楚を出て他国での士官を目指していた范蠡は呉越の国境近くで文身を入れた少年に会う。
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