考察

Blog

【越絶書】小城東西從武里面從小城北

越絶書巻二

原文 小城東西從武里面從小城北

意味が通じにくいので、何文字か抜けているのかもしれません。
Blog

【越絶書】射於鷗陂馳於遊臺興樂越走犬長洲

越絶書巻二 外伝記呉地伝
原文「射於鷗陂馳於遊臺興樂越走犬長洲」

「興樂」のあとの「越」は意味が通らず、衍字と思われます。

呉越春秋 巻二 闔閭内伝に
「射於鷗陂馳於游臺興樂石城走犬長洲」とありますので、これに従い「石城」を補って訳しています。
Blog

【呉越春秋】非孤飯不食、非夫人事不衣

呉越春秋巻十「載飯與羹以游國中、國中僮子戲而遇孤、孤餔而啜之施以愛、問其名。非孤飯不食、非夫人事不衣」

この箇所は『国語』越後上の「句踐載稻與脂于舟以行、國之孺子之游者、無不哺之也、無不啜也、必聞其名。非其身之所種則不食、非其夫人之所織則不衣」の部分に対応していると思われます。

(句踐は)自分の(作った)飯でなければ食べず、夫人が専らに(作った衣服)でなければ着ない

という意味に解釈しました。
Blog

【呉越春秋】生子三人孤以乳母生子二人孤與一養

呉越春秋巻十

原文 生男二貺之以壺酒一犬。生女二賜以壺酒一豚。生子三人孤以乳母。生子二人孤與一養。

後半の「生子三人」「生子二人」は、単に「子供三人を産む」「子供二人を生む」とも読めますが、「三つ子を産む」「双子を産む」とする解釈もあります。

確かに直前に「男子を産むと~、女子を産むと~」とあるので、「男子・女子」とは別レイヤーの話をしているとも考えられ、一人の子ではなく双子、三つ子を表しているとも考えられます。

一方で、男女問わず子供を三人、あるいは二人産んだ場合は、上述の男女別の特典以外にさらに別の特典が受けられるとも解釈できます。

また、「養」は句踐が一人分の養育(費)を与えてくれるという意味にもとれます。
一方で「養」には炊事係という意味もあり、三人の場合に乳母を与えるのに対し、二人の場合は炊事係を与える、もしくは食事をさせると読むことも可能かと思います。

もしかしたら別系統の記述を持ってきて一つにまとめた結果、こういう記述になってるのかもしれません。

ここでは「子供二人、三人」「炊事係を与える」と訳しておきました。
Blog

【呉越春秋】因約吳國父兄昆弟而誓之曰

呉越春秋 句踐伐吳外伝

原文「吳封孤數百里之地、因約吳國父兄昆弟而誓之曰、寡人聞古之賢君、四方之民歸之若水」
このまま読むと句踐が呉国の民に誓ったことになり、不自然です。

越語上では「乃致其父母昆弟而誓之曰、寡人聞、古之賢君、四方之民歸之、若水之歸下也」となっています。

呉越春秋での「呉國父兄昆弟」というのは、その直前に呉に土地を与えられたとあるので、「もともと呉国だった土地で今は越国になってる土地の父兄昆弟」と言う意味、
あるいは「呉国」はシンプルに間違い、のいずれかではないかと思われます。

ここでは「国の父兄昆弟」と訳しておきました。