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いよいよCOMITIA152も目前に迫って参りました。
新刊やポスターを依頼した印刷所さんからも、「発送準備ができた/発送した」というご連絡をいただけたので、よほどのことがない限りは無事に新刊をお届けできるのではないかと思います。

改めて、6月1日COMITIA152のご案内です。

頒布物は1種のみ、新刊「霸王の輔 呉越春秋異聞」1巻、A5、84ページ、1000円です。

かねてよりお知らせしているとおり、これまで描いてきた旧作をリメイクして、再スタートさせていただくものです。これまで旧作を読んで下さった方には大変申し訳ありませんが、今後はよりよい作品をお届けできるようにがんばっていこうと思いますので、ご理解いただけますと幸いです。

1巻には1~3話を収録します。1・2話は、web掲載のものを加筆修正・一部差し替えをしたもの、3話は同人誌版のみの収録となります。予めご了承ください。

動画版のお品書きはこちらをどうぞ。

 

スペースは東2ホール、す40b「白川」で参加させていただきます。

ジャンルは歴史スペースです。

こういうポスターをつくりましたのでこれを目印にお越し下さい。

当日はぼっち参加のため、オムそばを買いに行ったり、オムそばを食べた後歯を磨きに行ったり、他のサークルさんのご本を買いに行ったり、何度か席を外すことがあると思います。
その場合もできるだけ30分以内には戻るようにいたしますので、もしサークル主不在の場合はすこしお時間をずらしてお越しいただければと思います。

久しぶりのコミティア、参加するのがとても楽しみです。
当日はよろしくお願いいたします。

Blog

17日に第3話を脱稿、その後1~2話を一部差し替え・加筆修正し、21日に入稿しました。
コミティア152で発行する予定の新刊には、1~3話を収録する予定です。
詳細は刊行物のページでご案内しています。

表紙はこちら

今回の本の印刷は、初めて利用させていただく印刷所にお願いすることにしました。
本文用紙も初めて使う用紙。同人活動はけっこう長くやっていますが、いろいろと初めてづくしです。

入稿から2日、なにも連絡が来ていないということは、問題なく入稿できたということかな?

全て会場への直接搬入をお願いしたため、私自身も出来上がった本を見るのはイベント当日です。
無事にお届けできれないいなと思っています。

 

同人誌版のみに収録の第3話は、范さんの少年時代の回想がメインとなっています。

 

内容については、コミティア後にちょっとした解説記事を書かせていただくつもりです。
万人に刺さる話ではないですが、刺さる方には刺さってくれればいいな!と思っています。

第4話以降は、またwebにも掲載する予定です。
ただ、コミティア当日まで、値札を作ったりペーパーを作ったり、イベント準備に時間を取られると思いますので、制作に取りかかるのは少し先になるかもしれません。

 

コミティアは東2ホール、す40b「白川」で参加させていただきます。

こういうポスターを作りましたので、当日はこれを目印にぜひお立ち寄りいただければと思います。
どうぞよろしくお願いします。

考察

原文 邦賢以口為姓承之以天楚相屈原與之同名

この部分も前回の記事と同様に

「口」+「夫」で呉

屈原と名が同じ→屈原の諱は「平」

ということで、越絶書の選者が「呉平」という人物であるということを表しているようです。

 

越絶書の成立については、いずれまた改めて述べたいと思いますが、ここではそういう解釈で訳しておくことにします。

考察

越絶書巻十五

原文 百歲一賢猶為比肩記陳厥說略其有人以去為姓得衣乃成厥名有米覆之以庚

訳 百年に一人の賢人が、なお並び立っていた。そのことを記述するのに、要となる人がいた。姓は「去」に「衣」を合わせて「袁」であった。その名は「米」を「庚」でおおって「康」であった。

むりやり日本語らしきものにしてみましたが、かなり苦しいです。

 

「百歲一賢猶為比肩」は、百年に一人の賢人が出て、それが肩を並べている?

次の「記陳厥說、略其有人」はそれを記した人がいる…ということなのでしょうが、「略」をどう解釈すればいいのか、わかりませんでした。とりあえず「要」とか訳してみましたが、なんか違う気がします。

「以去為姓得衣乃成厥名有米覆之以庚」ここは、姓が「去」と「衣」の文字を合体させて「袁」、名前が「米」と「庚」の文字を合体させて「康」、上記の、これらの記録を書いた人というのが越絶書の作者とされる「袁康」であった、ということを言ってるらしいです。

【関連記事】
【越絶書】邦賢以口為姓承之以天~

考察

呉越春秋巻第九 勾踐陰謀外伝

「願王請糴以入其意」

『史記』越王句踐世家では「請試嘗之貸粟以卜其事」となっています。

「入」を「卜」に読み替えて「その意を判断して下さい」と訳しています。