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5話前半を更新しました

5話の前半を更新しました。
こーせん様が無事に(?)即位、范さんは戸籍の作成に入ります。

この作品では、越が小規模国家であることを生かして(?)戸籍を一括で管理し、中央集権化を図り、国を強化していくという流れになる予定です。ただ、これが史実かというと、そうでもありません。

個人的には、越の富国強兵はあくまで春秋時代的な国家の枠組みの中で行われ、他の国家に先んじて中央集権化が進んだという評価はできないのではないかと考えています。

その辺はフィクションとしてお楽しみいただければと思います。

 

そして、大変申し訳ないのですが、今回背景が間に合わず、かなりの部分が仮背景になっています。
とくに呉のあたりはほんとに…

何にも描かないわけにはいかないので、越の王宮の3Dをそのまま置いてます…。

とりあえず最低限の話の流れはわかるようになってると思いますが、後半の公開時までにできる範囲で差し替え、同人誌に収録するときにもあらためて加筆修正する予定です。

 

だったら公開を遅らせればよかったのでは?という考えもあるでしょうが、前回の更新から1ヶ月以上空いてしまったのと、ずるずる予定を延ばしていてはいつまで経っても進まないと思って、あえてこの形で公開させていただくことにしました。
今後はできるだけこういうことのないようにしたいです😥

 

5話後半は、8月末か9月初めには公開したいと思っています。
引きつづきよろしくお願いします。

 

コミティア154に申し込みました

11月24日のコミティア154に申し込みました。

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「霸王の輔 呉越春秋異聞」2巻を刊行予定です。
4話以降のweb公開分に描き下ろしを加えたものになる予定です。

詳細が決まりましたら改めてお知らせします。

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四話後半を更新

先日、第四話後半を公開しました
前回から1話を前半と後半に区切ってアップしてみたのですが、今回は前回アップした前半に後半を追加する形となります。

 

登場したばかりの允常様が早々と退場。
こーせん様に越の行く末を託します。

 

 

しかしかなり無理めな期限を設定されて、こーせん様はぶち切れ。

切れると沓投げるところは旧作通り(笑)です。

このへんはさすがにまだ16歳です。子供ですね。
こーせん様は基本的に冷静で、国の利益を最優先するあまり時には冷徹にさえ感じられますが…
それはこーせん様自身が「自分は王であるから王として振る舞うのが当然」と思い込んでいるからで、一種の自己暗示のようなものかもしれません。
しかし、ちょっとしたはずみで年相応の地が出たりする。

この先も、こういったごくまれに出てくる彼の人間臭いところを描いていければと思っています。

 

そして未来の大軍師はなぜか戸籍係にされてしまいます。

このあたりも基本的な設定は旧作を踏襲していますが、演出や展開はかなり変えているので、お話としては別物ですね。

越が戸籍もろくに整備されていない遅れた国家として描かれていますが、このへんは特に元ネタがあるわけではなく、うちの漫画のオリジナル展開です。

 

今後の予定

5話は越から舞台を移して、呉の人たちが出てきます。

呉の人間関係もかなり独自設定を盛って話を膨らませていますので、5話は人物紹介みたいな感じになるかと思います。
まだネームを切っていないので確定ではありませんが、2話の最後にちらっと出てきたフーちゃんと王孫駱のほか、闔閭様、伍子胥、伯嚭などのおじ様s、フーちゃんのお兄さんなどが出てくる予定です。

 

5話も前半後半に分け、前半は8月半ばごろまでには公開したいと思っています。
具体的な日程が決まりましたらまたご案内させていただきます。

どうぞよろしくお願いします。

考察

三家之表について。

徐天祜注「意謂釋箕子之囚封比干之墓表商容之閭也」

箕子が囚われていたのを赦した、比干の墓に盛り土して祭った、商容の閭を表彰したことを指していると解釈されています。

考察

越絶書巻十五

原文 屈原隔界放於南楚自沉湘水蠡所有也

越絶書の最後の文です。
屈原隔界 放於南楚 自沉湘水 ここまでは屈原が身を投げた故事を挙げ、越絶書の編者もまた水に沈んだといっている?

蠡所有也 は「蠡」に「むしばむ」という意味があるのでむりやり「持っていたものを全てむしばまれた→すべてが失われた」と訳しましたが、ちょっとよくわかりません。

「蠡」といきなり出てくるので、范蠡に関する記述が、どこからかくっついてしまったのかもしれません。

 

『越絶書』の編者は袁康、呉平という人であり、最終巻の文にはその名が隠されているされています。
実際にどうだったのかについては、意見が分かれています。

いずれにせよ、春秋時代当時の呉越の状況を正確に記録したものではなく、後漢ごろに伝わっていた呉越に関する伝承をまとめたものと考えられます。

 

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4話前半公開

6月30日に、第四話前半を公開しました。
今回から前半後半に分けてアップしてみました。全28ページ中の13ページなので正確に前半ではないのですが、まあだいたい前半分ぐらいということで。

6月はコミティアがあって、その後仕事(not漫画)がいつもより多く入り、さらにこの時期にしては異例の猛暑…ということで、かなりしんどかったですね…なんとか宣言通り6月中に前半をアップするので精一杯でした。

内容は、こーせん様について会稽にやってきた范さんが、允常様とこーせん様の想像以上の仲の悪さにビビる…というものです。范さんはお父さんが怖いので、こーせん様が允常様に怒鳴られてると自分が責められてるような気がしてしまうんですね。

これはこの人の思考パターンがそういう方向性で形成されてしまっているからで、気が弱いとかそういう問題とはちょっと違う。
范さん自身も、「自分はこんなにびびってるんだから気が小さいんだ」と思い込んでる節があります。こいつ敵には容赦しないくせに。

 

後半は7月14日公開を目指しています。完成したら前半に追加する形でアップしようと思います。

 

webイベント申し込み

9月に開催される「BOX of BLOCKs 3」というwebイベントに申し込みさせていただきました。

https://pictsquare.net/sztaiefx2rnf5z1az6yfxl5fvo5zwcbl

創作イベントですが、歴史創作もOKということで、pictSQUAREの割引コードを持っていたことを思い出し、参加させていただくことに。
他の参加サークルさんを見るとアウェー感しかない気がしますが、まあ、そのぶん何かしらの新しい出会いがあることを期待して…。

こちらは既刊と展示のみの参加になると思います。

新刊合わせのリアルイベントは11月のコミティアに申し込み予定です。

いずれもよろしくお願いいたします。