原文 邦賢以口為姓承之以天楚相屈原與之同名
この部分も前回の記事と同様に
「口」+「夫」で呉
屈原と名が同じ→屈原の諱は「平」
ということで、越絶書の選者が「呉平」という人物であるということを表しているようです。
越絶書の成立については、いずれまた改めて述べたいと思いますが、ここではそういう解釈で訳しておくことにします。
呉越春秋異聞
原文 邦賢以口為姓承之以天楚相屈原與之同名
この部分も前回の記事と同様に
「口」+「夫」で呉
屈原と名が同じ→屈原の諱は「平」
ということで、越絶書の選者が「呉平」という人物であるということを表しているようです。
越絶書の成立については、いずれまた改めて述べたいと思いますが、ここではそういう解釈で訳しておくことにします。
越絶書巻十五
原文 百歲一賢猶為比肩記陳厥說略其有人以去為姓得衣乃成厥名有米覆之以庚
訳 百年に一人の賢人が、なお並び立っていた。そのことを記述するのに、要となる人がいた。姓は「去」に「衣」を合わせて「袁」であった。その名は「米」を「庚」でおおって「康」であった。
むりやり日本語らしきものにしてみましたが、かなり苦しいです。
「百歲一賢猶為比肩」は、百年に一人の賢人が出て、それが肩を並べている?
次の「記陳厥說、略其有人」はそれを記した人がいる…ということなのでしょうが、「略」をどう解釈すればいいのか、わかりませんでした。とりあえず「要」とか訳してみましたが、なんか違う気がします。
「以去為姓得衣乃成厥名有米覆之以庚」ここは、姓が「去」と「衣」の文字を合体させて「袁」、名前が「米」と「庚」の文字を合体させて「康」、上記の、これらの記録を書いた人というのが越絶書の作者とされる「袁康」であった、ということを言ってるらしいです。
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【越絶書】邦賢以口為姓承之以天~
呉越春秋巻第九 勾踐陰謀外伝
「願王請糴以入其意」
『史記』越王句踐世家では「請試嘗之貸粟以卜其事」となっています。
「入」を「卜」に読み替えて「その意を判断して下さい」と訳しています。
コミティアの新刊について、台割が決定しました。

第一巻への収録は1~3話まで、表紙込み84ページ、A5サイズです。
旧作と同じように、表紙はマットPP加工、本文は白系のコミック紙にする予定です。
装丁はもう少し凝ろうかとも思ったのですが、今後シリーズ物として続刊を何冊か出すであろうことを考えると、汎用性のある仕様にすることにしました。
特徴的な用紙を使って、途中で廃番になったりしたらめんどうですしね。
もともとマットPPは好きな仕様ですので、いい感じに仕上がればいいなと思っています。
2話まではすでにサイトに公開しているものを一部加筆修正して収録します。
現在制作中の第3話は、范さんの少年時代の回想を中心とする番外編的な回です。こちらはサイトでの公開はなく同人誌版のみの収録となります。
4話からはまたサイトで公開しますが、3話は番外編的な位置づけなので、メインのストーリーは追えますのでご安心ください。
第三話の作画補助として、建物関連の3Dを作りました。

家とか門とか塀とかです。
ただ、ちゃんと復元資料を見ながら作った戦車と違って、かなり適当です。
https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=2146661
春秋時代の建物は建材の一部が発見されていますが、建物そのものは残っていません。
いちおう中国建築の資料は見ましたが、私は建築の知識はほとんどないので、建物の構造として成り立つのか、重心はこれでいいのか…とかさっぱりわかりませんし、参考にした資料も1000年単位で時代が違ってたりして……
まあ、「なんとなくそれっぽいのを作ってみました」というやつです。
でも、クリスタに取り込んでざざっと加工してみると……

うん、なんとなく、それっぽいような気がする。
遠景の背景コマとかなら、画面を埋めるのに十分使えるんじゃない?と思ってます。
コミティアまであと1ヶ月を切りました。
久々の参加なので本当に楽しみです。
現在3話を制作中です。進捗やコミティア関連についてはまたあらためてお知らせします。
「霸王の輔 呉越春秋異聞」第二話を公開しました。
第一話からちょっとトーンダウンして、今回は舞台背景というか、状況説明が多めになりました。
「臥薪嘗胆」とか「同病相憐れむ」などの言葉は知られていても、「春秋時代の呉越」というのは、一部の方をのぞいてそれほど馴染みのない題材かもしれません。
とりあえず、

「昔の中国の片隅に呉と越という小さな国があった」
「その西のほうに楚というでっかい国があって呉と楚は対立していた」
これだけ押さえていただければ大丈夫です!
今回描きたかったのは、こーせん様のこの台詞

「空の器」というのはちょっと抽象的な表現になってしまいましたが…(ちなみに「そらのうつわ」ではなく「空の器」です、念のため)
「国という大きな存在が宿るための依代」のような意味で使っています。つまり、個人の意志を超えて「国の使命」を受け入れる容れ物です。
生まれながらに太子であり、個人としての自己をあえて消すことで、「越の王」として生きることを選んでいるこーせん様。
他人に意思を奪われ、空になってしまった范さんとは、まったく違う「空の自分」です。
この出会いが、范さんにどんな影響を与えるのか――
これから少しずつ、描いていきたいと思います。
次回三話は、コミティアに間に合わせるために短めのページ数で描くつもりでしたが、范さんの過去を掘り下げた番外編的なエピソードが浮かんだので、そちらを描こうと思っています。
こちらは同人誌版のみの収録となります。
(Web掲載はありません)
コミティア関連の情報は追ってお知らせいたします。