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Twitter で少しずつ読んでいる「呉越春秋」では、范蠡や伍子胥が「相國」として出てきます。
「相國」というのは、すごく雑に説明すると、「総理大臣」みたいなものです。
実際に、范蠡や伍子胥が越や呉の相國だったかというと、そういうわけではありません。この時代、まだ「相國」という官はありませんでした。

「呉越春秋」というのは後漢時代に成立したと言われる文献ですので、当時の人が編纂するにあたって、范蠡や伍子胥を「こいつら総理大臣ぐらい偉かっただろう」という感じで「相國」としたんじゃないかと。
ちなみに「越絶書」では「相國」は使われていません。

私の漫画でも、作中で伍子胥を「相國」として出したんですが、描いたときは、他の人より偉いということを表現するためにそういう用語もいいかなー、呉越春秋で使ってるし…と思ってました。今考えてみると、ちょっと悩むところですね。でも「総理大臣」も変だし…。

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呉越春秋巻第八 句踐帰国外伝

大夫浩の発言

外有侵境之敵、内有爭臣之震、其可攻也

「争臣」には「君主を諌める臣下」(=諍臣)という意味があります。また、「震」には「怒り」という意味があります。

そこで、ここは「内には諫臣の怒りがあり」と訳しました。

 

しかし「争臣」を「臣下が争っている」、「震」を「威」と解釈し、

「内に臣下の争いという脅威があり」のようにも読めそうです。