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コミティア154に参加します

25年11月24日(月祝) 南4ホール く43a「白川」でコミティア154に参加します。

新刊は「霸王の輔 呉越春秋異聞 二」
A5版 94ページ ¥1000
四話~六話+描き下ろし2P

春秋時代の呉越を題材にした長編歴史創作漫画です。
web連載しているものを一部加筆修正、差し替えなどした上で収録しています。
1巻収録の第三話、2巻収録の描き下ろしは同人誌版のみ収録、web掲載の予定はありません。

おまけとしてペーパー、ポストカードをお渡しする予定です。

当日は一人参加のため、席を外していることもあるかと思います。その場合もできるだけ30分以内に戻るようにしますので、しばらく時間をおいた後またのぞきに来ていただけると嬉しいです。

どうぞよろしくお願いします。

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新刊入稿しました

こんにちは、白川です。

先日どうにかコミティア154の新刊を入稿しました。
A5サイズ、表紙込み94ページです。
印刷所さんからは何も言ってこないので、たぶん無事に入稿できている…いると思いたい。

初めての印刷所でもないのにどうしてこんなにオロオロしているかというと、入稿直前にいろいろミスが見つかったからです。

 

原稿はweb連載の再録だからなんとかなる、表紙も描きおろしページもなんとかできた、さあ入稿しようとなったときに…

・表紙のサイズ違い
・台割の間違い
が発覚しました…。

 

本はA5サイズなのに表紙データはA4、台割は第4話が28ページだったのになぜか30ページと思い込み、書き出してみたら2ページ足りない…。
あわてて表紙は前回入稿サイズに合わせて縮小、5話以降はノンブルもページファイル番号も合わないので書き出し直しました。

チェックもそこそこ、なんとか入稿して支払い手続きして、時間を見ると12:58。〆切二分前でした。

 

正直、あの…「同人を現役でバリバリにやってたときの私が帰ってきたぜ」感があって…割と楽しかった。

 

新刊のお品書きは改めて作ります。
内容は4~6話(加筆修正あり)と、描きおろし2Pです。
描き下ろしはそんなに深い内容はなくて、セイちゃん(12才)がちらっと顔見せで出てきます。

表紙はこちら

サイトのトップや青空アイコンにも使ってるこーせん様です。
新規で描きおろそうかと思ったのだけど、これも一度印刷物にしておきたいなあと思ったので、一部修正して今回の表紙にしました。

11/24(月祝) 南4ホールく43a「白川」です どうぞよろしくお願いします。

 

同人誌印刷の話

同人の印刷所は、入稿データをチェックして、おかしかったら連絡してくれるところ、おかしくてもそのまま印刷するところがあります。

連絡くれないからといって悪い印刷所というわけではなく、そこの会社は送られてきたデータを優先して印刷する方針というだけでなので、初心者のうちはチェックしてくれる印刷所のほうがいいかもしれません。
印刷所によっては入稿時に不備があった場合どうするかの確認があり、私は今回「印刷所にお任せ」を選択しましたが、不備があったとしてどの程度まで対応してくれるのかも印刷所によって違うと思います。
基本的にデータに不備は自己責任なので余裕を持って入稿したいですね(自戒)。

 

私はオフセット印刷が好きなのでオフセットを選択していますが、オンデマンドも最近ずいぶん綺麗になってるので、耐久性にこだわりがなければどちらでもいいのではないかと思います。
昔はオンデマといえば本文がテッカテカでしたもんね…。今は全然テカらなくて、ちょっと見にはオフセットと変わらないくらいのもありますよね。

 

オフセット印刷の本文スミ刷りの場合、マットな黒と、つやのある黒があって、これも印刷所によって違うので、仕上がりの印象も変わってきます。
昔使っていたサンライズさんだと「マットスミ」「プロセススミ」のどちらか選べました。私はマットが好きなのでいつもマットでした。前回と今回使った丸正さんもマット系だと思います。
緑陽社さんは私が使ったときはつや系でしたね。

 

用紙はたいてい、いわゆるコミック紙系を選択しています。
100ページ近い同人誌に上質90とか使ったら重くて死ぬ。

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6話後半公開

6話の後半を更新しました。いささか強引な展開ですが、范さんが越王室の軍隊を率いることになります。

作中の設定にはなりますが、越にはこの時点でまだ「常備軍」というものがありません。
軍隊は王室や大夫(ここでは貴族みたいなものと思って下さい)が、それぞれ自前で持っています。戦争になると、それらが集まって越の軍隊を構成する…というのが原則になっています。
文官も武官も未分化で、専門職的な「将軍」などもいません。

靈姑浮おじさんや石買おじさんは地元の人なので、原則通り自分の封地と、自分の軍隊を持っています。
一方、范さんや文さんは他国(楚)からやってきた人なので、そういう地元の基盤はなく、王室から俸禄をもらっています。
靈姑浮おじさんは戦争の時は自分の軍を率いますが、范さんは体が空いてるわけです。
本来は王室の軍は王が率いるところ、こーせん様が戦が苦手なので范さんに白羽の矢が当たったのです。

こーせん様は、いずれこういう体勢を改めて、王室直属の常備軍を作りたいと考えていらっしゃるようです。
戸籍編製もその第一歩として行われてます。

 


なんかのスイッチが入って再現される范さんのトラウマ。

これついては、同人誌版一巻収録の第三話に、象徴的な少年時代の出来事が描写されています。
この作品の根幹となるテーマです。

何度も繰り返し語っていますが、貧困やら暴力やらの外形的な不幸がいっさいないところに生じる、見えない毒に侵された人間が、どうやって自分を取り戻していくか。
それを描いていきたいと思っています。

 

コミティア154

11月24日開催のコミティア154に参加します。南4ホール く43a「白川」です。

6月のコミティアも抽選だったのでひやひやしましたが、ありがたいことにスペースをいただけたので、新刊を持っていきます。
「霸王の輔」第二巻、四~六話+描き下ろしを収録します。
今回は描きおろしはそんなになくて、数ページのおまけ的なものになると思います。
内容は基本的にweb版と同じ、一部修正や差し替えなどが入る予定です。

どうぞよろしくお願いします。

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6話前半を公開しました

本編漫画のページにて、「霸王の輔 呉越春秋異聞」6話前半を公開しました。

今回は呉の攻撃に備える越の人たちのターンです。

実は、今回かなりネームに悩みました。
越に来て間もない范さんをどうやって戦争に参加させるか、常備軍のない春秋時代の軍隊のことをどうやって説明するか、なかなかうまく行かず、途中までネームを切っては全没にするを繰り返し…。
この辺りの流れは旧作の方が良かったような気もしなくもないのですが、どうにか今の形にまとめました。

前半は范さんのトラウマが発動した(らしい)ところで終わっています。

何度も繰り返してると思いますが、この范さんのトラウマ、あまり一般的でないというか、わかる人にはわかる、といったものではないかと思っています。
大多数の方に共感してもらえるものではない故に、こういう人を救う物語は私が描かなくてはいけない、そう思いながら描いています。

あと、今回からメインのペン先を変えてみました!
どちらもガサガサしたタッチなのでそこまで変わらないかもしれませんが…。

 

6話の後半は10月下旬に公開できればと思っています。

7話以降の展開はまだぼんやりとしか決まっていません。
ただ、旧作ではかなり早い段階で西施が登場したのに対し、新作ではまだ出てきていないので、そろそろ登場させたいところです。

 

コミティア154について

2巻の頒布を考えていたコミティア154、申し込み過多により抽選になるそうです。
おおお…前回参加したコミティア152に引き続き抽選か。

前回は幸運にも当選しましたが、今回はどうなるかまだわかりません。
抽選結果は10月24日にわかるそうです。

結果がわかったらまた改めてお知らせいたします。
どうぞよろしくお願いします。

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第五話後半更新

第五話の後半を更新しました。

跡取り問題で苦悩する闔閭様。

呉王室の家族構成はかなり創作というかオリジナルというか捏造要素が強いです。
本作では、長男だった太子終壘が越の攻撃によって戦死、弟に波・夫差という二人の公子がいて、いずれも太子にはなっていないという設定です。
フーちゃんとお兄さんの関係とかもこれから少しずつ描いていければと思っています。

 

戸籍の作成を進める范さん

当時は紙がなく、竹簡や木牘に文字を書き、消しゴムも修正液もないので書き損じは表面を小刀で削っていました。
小刀の資料がなかったのでなんかふわっとした形に描いてしまったんですが、同人誌版発行までに資料が手に入れば差し替えたいと思います。

 

6話では呉が越に攻め入って来ます。檇李の戦いという、呉越史の中ではちょっと有名な戦いです。
范さんがいよいよ天才軍師の片鱗を見せる…かもしれません。

ストーリー展開はだいたい決まってるので、公開時期のめどがつきましたらまたお知らせいたします。
どうぞよろしくお願いします。

 

創作漫画オンリーWEBイベント『BOX of BLOCKs』vol.3(2025/9/13~15)に参加します

週末はBOX of BLOCKsというwebイベントに参加させていただきます。

https://bob.lsv.jp/

うちのサークルは特に新しいものはなく、いつものやつで参加します。

創作漫画イベントですが歴史創作もOKということだったので…。
普段はあまり接点のないサークル様の作品に触れられるのを楽しみにしています。

 

今後の予定

11月のコミティア154に申し込んでいます。
「霸王の輔」同人誌版2巻を出したいと思っています。