「李之戰 一 霸王の輔 四」
隣国の呉が攻め込んできたという知らせを聞き、騒然とする越国内。
宮中では句踐を中心に対応策が話し合われた。
消極的な意見も出るなかで、范蠡は軍を興して呉を迎えつことを主張する。
呉越春秋異聞
「李之戰 一 霸王の輔 四」
隣国の呉が攻め込んできたという知らせを聞き、騒然とする越国内。
宮中では句踐を中心に対応策が話し合われた。
消極的な意見も出るなかで、范蠡は軍を興して呉を迎えつことを主張する。
「霸王の輔 二」
病床に伏せっていた王・允常が復帰し政務を執るようになると、越の国内では太子派と国王派の対立が表面化し、不穏な空気が漂うようになる。
そんな中、国王派による太子句踐排斥っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっqの動きが起こる。
呉越春秋巻第九 勾踐陰謀外外伝
祭陵山於會稽祀水澤於江州事鬼神一年國不被災
徐天祜の注では「陵山」は「禹陵の山」となっています。
ただ、ここは「陵山」と「水澤」が対になっているという解釈(張覚『呉越春秋校注』岳麓書社2006)に従い、山神、水神と訳しました。
また、「新訳呉越春秋」(三民書局)所載の原文、および佐藤氏の日本語訳(平凡社東洋文庫)では「二年」となっていますが、私が持っている四部叢刊の影印本は「一年」となっています。
呉越春秋 巻第九 句踐陰謀外伝
原文 「昔太公九聲而足磻溪之餓人也」
越絶書外伝計倪に「太公九十而不伐磻溪之餓人也」という記載があるので、「九聲而足」は誤りで、ここも「九十而不伐」に置き換えて読むという解釈もあるようです。
ここでは原文通り、九声(古代音律の九つの声)で満足している、と訳しておきました。
越絶書巻十四
觀乎請糴能知【欠字】人之使敵邦賢不肖
知と人の間に1文字欠けています。ここでは「越」を補って、
「請糴内伝」の記述を見れば、越人がどのようにして敵国の賢人と不肖の人を利用したのかを知ることができ
のように訳しました。