覇王の輔

作品紹介

「霸王の輔(はおうのほ)」は、白川祐が2012年5月より発表している創作歴史漫画です。
現在、COMITIAやコミケを中心に、年数回のペースで刊行しています。
map.png舞台は紀元前5世紀末、春秋時代の中国。
長江下流域に呉・越とよばれる王国が勃興し、激しい争いを繰り広げました。
越の名君として伝えられる句踐(こうせん)。彼に仕えた人物に、范蠡(はんれい)という人がいました。
「霸王の輔」は、この范蠡を主人公として描いています。
ストーリーは必ずしも史書どおりではなく、かなりオリジナルな展開も入っています。
一つの呉越譚として、お楽しみいただけたらと思います。

 

キャラクター

husa.png<ふさ>

年齡:21

身長:192cm

呉王闔閭の第三子。生まれつき白い髪と灰色の眼を持つ。
14歳の頃から軍に身を投じ、以来負けたことがない。
母親の身分が低かったため呉国内での立場は微妙である。

史書では、亡国の王として、あまり良い書かれ方はされていません。
本作では「政治的訓練は受けていないが戦闘はものすごく強い」ということになっています。
『呉語』の黄池の会の描写で、軍を三色に色分けし、自分は白い軍を率いたという記述がありますので、そこから「イメージカラーは白」ということになりました。

ストーリー

001.png

「霸王の輔」

楚出身の青年・范蠡は仕官の道を求めて辺境の小国・越を訪れた。
そこでは、病気療養中の王・允常の代わりに太子である句踐が実質上の政務を担っていた。
越の後進ぶりに最初は戸惑いを隠せない范蠡だったが、句踐に学問の講義をしたことがきっかけで、越に仕えることになる。

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キャラクター

seishi.png

<せいし>

年齡:12

身長:148

斉出身。
もともとは斉の都・臨淄の妓楼にいた。
盗賊に襲われていたところを范蠡に助けられ、彼の元に身を寄せる。

呉王夫差の寵姫として有名な美女。
様々なエピソードが伝えられていますが、きちんとした歴史書には登場せず、伝説上の人物と言えます。

本作ではかなりオリジナル設定で、斉出身の妓女ということになっています。彼女をめぐる范蠡と夫差の関係がこの物語の一つの核になります。

ストーリー

002.png

「霸王の輔 二」

病床に伏せっていた王・允常が復帰し政務を執るようになると、越の国内では太子派と国王派の対立が表面化し、不穏な空気が漂うようになる。
そんな中、国王派による太子句踐排斥の動きが起こる。

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