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本日訳したところ

原文「波太子夫差日夜告於伍胥曰」

ここはちょっと読みにくいんですが、注釈書によっては「波太子子夫差」または「波子夫差」の誤りとして『呉越春秋』では夫差は太子波の子で闔閭の孫だとしてる本もあります。

それとは別に「波太子」が「次太子」の誤りで、やはり夫差は闔閭の子であろうと解釈してるものもあります。

なるべく原文に近い形で訳したかったので、いまは「波の子夫差」としておきました。

他の史料の記述からしても、夫差は闔閭の子でないとおかしいのですが、『呉越春秋』では夫差は波の子=闔閭の孫という扱いになっているのかもしれません。

 

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方舟航買儀塵者、越人往如江也、治須慮者、越人謂船為須慮、亟怒紛紛者、怒貌也、怒至、士擊高文者、躍勇士也

本日読んだところ

二つを連結した船で、越人は江に往く。須慮を治すとは、越人は船を「須慮」と言うのである。亟怒紛紛とは、怒りの様子であり、怒りがはなはだしい。士が高丈を撃つとは、士を跳躍させ勇ませるのである。

無理矢理に訳しましたが、かなり意味が通じにくいです。

「方舟」とは「舟を二つ並べていかだのようにつなぐ」

「買儀塵」は意味がとれないです。何冊か注釈書にあたってみましたが、どれもわからないとのこと

次の「亟怒紛紛~」のところも前後のつながりがよくわからないです

「士擊高文者」 「文」は「丈」ではないかということ  戦士が高いところのものを撃って跳躍や武勇を鍛錬する?みたいな感じでしょうか しかしこれもよくわかりません

 

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蝉のことを調べていたら「山東省では蝉を食べる」という記述に行き当たったので
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