コミティア御礼&第三話について

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昨日はコミティア152に参加してきました。

5年ぶりくらい?のコミティア、どうなることかと思いましたが、新刊も何冊かお迎えいただき、フォロワーさんや知り合いのサークルの方にご挨拶もできて楽しかったです。ありがとうございました!
あと、念願だったオムそばも食べれた!

 

印刷所などの話

新刊ははじめて丸正インキさんにお願いました。

多分、オフセットで少部数ならここが一番リーズナブル…きっと…
一度使ってみたかったのですがなにせ〆切が早くて使えなかった憧れの(?)印刷所様にようやくお願いすることができました。web再録中心だとこういうことができるんですね。

印刷はきれいでした。
投稿サイズで作成した原稿をA5に縮小したのですが細かい線まできっちり出ていました。線ががさがさしてるのは白川のタッチがもともとこういう線だからなので印刷のせいではないです。むしろガサガサ線を再現して下さりありがとうございます。

表紙はアートポスト+マットPP、本文はb7バルギーという用紙です。

b7バルギーも初めて使ったのですが、普通に白いコミック用紙という感じですね。ただ、他社で使われているコミック紙より若干薄いようなので、84ページの本にはちょっと見えない…68ページぐらいの本に見えます(感覚)。
厚みを盛りたい本には向かないと思います。逆に、ある程度ページ数があるけど場所を取りたくないというときにはいいかも。

私は特に裏写りとかは気にならなかったし、やわらかくてめくりやすい感じでページ数の多い本にもいいのではないか?と思いました。

 

ポスターは、ポスターマーケットさんにお願いしました。

こちらもかなりリーズナブル。本体の印刷費より送料の方が高い。それでも他のところよりお安かった。なんか2枚刷るともっと安くなる裏技があるらしい。
仕上がりも一度だけ使うポスターとしては十分よかったです。標準用紙の「厚手マットコート紙」を使ったのですが、適度に厚みがあって、巻いた状態で納品されますが、裏返して何度かくるくるすれば反り返りも気にならず吊しやすかったです。

 

当日のレイアウト


①B2横向きポスター。布ポスターと迷ったけど紙でよかった。むしろ紙のほうが良かった。
スペ番をでっかく入れたのでものすごく公共の役に立っていた実感がある。(番号を見ていく人が多かった)
スタンドは定番のPO.SU.TA.(旧モデル/重い)。

②POPスタンド。お品書きを自宅プリンタでポスター印刷。A4を貼り合わせてA3サイズに。

③紙のカードスタンド&値札スタンド
かさばらないしオリジナルのデザインで作れるのでよかった。けど人が通ると風圧で倒れるのでテープで止めたほうがよいです。

値札

カードスタンド

④敷き布
かなり前に「江戸時代の泥棒みたい!かわいい!」と独自の美意識で購入した風呂敷。風呂敷は「二四巾」というのが90cm角なので大抵のイベントに合います。でも今回のレイアウトには全く合ってなかった。次はもうちょっと考える。

⑤ブックスタンド。
栄光さんの関連会社moku×mokuでつくっている木製スタンド。分解するとA4サイズファイルケースに入る。かなり気に入ってますが、実際会場に入ってみると他のサークルさんのスタンドがどういうものかほとんど気にしていないことに気づいた。本が増えないうちはこれを使います。

⑥前にたらした紙類。
左からおまけカードの絵柄、漫画の一部、表1。いすれもA4を2枚貼り合わせ。
キャッチコピー(?)は自分で考えたんだけど、正気に戻ったら死にたくなりそうなので正気には戻らないことにしました。

 

見本誌


これまで見本誌は、適当に「見本」という付箋をつけるだけだったのですが、なぜか見本誌でない売り物のほうを立ち読みする方が多かったのです。
今回は大きめの見本カードを貼り付けてみて、これが効果があったのかどうかわかりませんが、立ち読みの方は皆さん見本のほうを読んで下さいましたね。
絵が隠れてもわかりやすいほうがいいのかもしれません。

 

第三話について

本編漫画ページで第三話のサンプルを公開しました。

同人誌のみに収録した第三話は、范さんの少年時代の思い出です。
番外編的な位置づけなので、本編の進行には直接関係はないですが、范さんのバックグラウンドをより深く理解していたける掌編となっております。

とはいっても、おそらく理解していただける方と、そうでない方に分かれるのではないか。

親子仲が上手くいってる方には「こんな親いないやろ…」と思われて終わりかもしれないし、親というのは感謝の対象でしかなく、范さんの心情がまったくわからないという方もいらっしゃると思います。

ただ、この作品における范さんはこういう育ち方をしてこういう人格が形成されてている。もしかしてそれに共感してくれる人もいるかもしれない。そういう思いで描きました。

そして、このシーン…

こーせん様は范さんを救ってくれる神!のように見えるかもしれませんが…

そんなことはないです。

騙されるな。

こーせん様、国のことしか考えてないですからね。国のためなら臣下など駒のように使う奴です。かわいい顔して。
この先、こーせん様と范さんの関係もすこしずつ軋轢が生じてきますがそれはもっと先の話。

重いですねえ。

なんとか最終的には後味が悪くないような形でまとめられたらと思っています。

3話の冒頭サンプルはこちらからどうぞ。

 

通販について

都合により会場から自宅へ送った荷物を受け取れるのが6月4日です。BOOTHの商品登録の準備はあらかた終わっているので、荷物が到着し汚損がないことを確認してから通販の受付を開始しようと思います。
電子版は検討中です。

詳細が決まり次第告知しますのでもうしばらくお待ちください。

 

今後の活動

コミティアが終わりましたので第四話の制作に入ります。またweb上で公開します。
新刊合わせでのイベント参加は、11月のコミティア154で、それまでに描いた分+かきおろしをまとめて2巻として出したいと思っています。

もしかしたら、突発的にどこかのイベントに新刊なしで参加することもあるかもしれません。

どうぞよろしくお願いします。

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