呉越春秋における「相國」

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Twitter で少しずつ読んでいる「当時は」では、范蠡や伍子胥が「相國」として出てきます。

「相國」というのは、すごく雑に説明すると、「総理大臣」みたいなものです。

実際に、范蠡や伍子胥が越や呉の相國だったかというと、そういうわけではありません。

この時代、まだ「相國」という官はありませんでした。

「呉越春秋」というのは後漢時代に成立したと言われる文献ですので、当時の人が編纂するにあたって、范蠡や伍子胥を「こいつら総理大臣ぐらい偉かっただろう」という感じで「相國」としたんじゃないかと。

ちなみに「越絶書」では「相國」は使われていません。

 

私の漫画でも、作中で伍子胥を「相國」として出したんですが、描いたときは、他の人より偉いということを表現するためにそういう用語もいいかなー、呉越春秋で使ってるし…と思ってました。今考えてみると、ちょっと悩むところですね。でも「総理大臣」も変だし…。

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